近年、オンライン上でいつでも買い物ができるECサイトを持つ企業がたくさん出てきました。さらに、SNSをうまく利用してECサイトへの集客に成功している企業もみられるようになりました。そこで今回はECサイトへの集客にSNSは必要であるのかどうかを、それぞれのSNSの特徴とともに解説します！
目次
ECサイトでの集客におけるSNSの重要性
ECサイトへの集客を促すために、企業がSNSを運用することは実はとても有効な手段です。適切にSNSを運用することで、「ECサイトへの顧客集めができる」、「新規購入やリピート購入につながる」、「ロイヤリティの高い顧客をつくれる」、「ブランドの認知度やイメージアップができる」などの期待ができます。
まず、「ECサイトへの顧客集めができる」について説明します。SNSアカウントにより情報を発信することで、普段ECサイトを訪れていない人がSNSの投稿を見てECサイトを訪問することがあります。また、影響力の強いインフルエンサーに拡散してもらえば、莫大な人数に情報拡散することが可能になり、ECサイトへの誘導が期待されます。
次に「新規購入やリピート購入につながる」についてです。SNSでキャンペーンを行うなどすることで、今まで必要性を感じてこなかった人たちが購入を検討するきっかけとなり、新規購入につながります。さらに、既存顧客限定の企画などを行うことでリピート購入の期待も高まります。
続いて「ロイヤリティの高い顧客をつくれる」についてです。顧客と直接コミュニケーションが取れるというSNSのメリットを活かすことで、ファン獲得につながりロイヤリティの高い顧客となってくれることがあります。さらにそのような顧客は商品購入にとどまらず、好意的な情報を自らSNS等で発信してくれることでさらに新たな顧客発掘につながるのではないでしょうか。
最後に「ブランドの認知度やイメージアップができる」についてです。SNSアカウントで定期的に情報を発信していくことで、その企業やブランドの知名度が向上します。それと同時に、ECサイトのブランドイメージも向上させることが期待できます。
ECサイトで活用される代表的なSNSの種類
ECサイトへの集客にSNS活用が役立つことはご紹介しましたが、闇雲にSNSを運用しても効果は半減してしまいます。それぞれのSNSの特徴や強みを理解して有効活用していくことが大切です。ここではTwitter、Instagram、LINE＠、Facebookについて解説していきます。
まずTwitterは気軽な情報発信に適したSNSです。また情報の拡散スピードが速く、リツイート機能などにより直接のフォロワー以外にも情報を届けることが可能です。また、多くのユーザーからコメントを受け取ることができるため、コミュニケーションがとりやすい特徴があります。
続いてInstagramです。Instagramは写真や動画を伴う投稿が基本なため、ファッション、コスメ、食べ物系の投稿で商品カタログのような使い方をする企業が見られます。逆に、画質が悪かったりするとInstagramの良さを活かせないので高画質な画像を投稿用に準備すると良いでしょう。また、ハッシュタグを有効活用することでアクセス数を大幅に伸ばすことが可能なので、インフルエンサーの投稿などから効果が出そうなハッシュタグを見つけることも大切です。
LINE@
続いてLINEの企業アカウントのLINE@です。LINEは日本国内において圧倒的な普及率であるため、幅広い層へのアプローチが可能となります。さらにメッセージの開封率も高いため、クーポン配布やキャンペーン告知をLINEで行うことでユーザーの目に触れる確率が高くなるでしょう。
最後にFacebookです。Facebookは比較的まじめな長文投稿なども多数見られるため、商品の細かい紹介などを行うのに向いているSNSであるといえます。「いいね」でシェアされますが、Twitterほどの拡散能力は期待できないため、新規顧客向けよりも既存顧客向けのキャンペーンやサポートのほうが向いているでしょう。
ECサイトにおけるSNSの活用方法とは？
では、実際にSNSを有効活用している例を紹介します。有名化粧品ブランド「LANCÔME（ランコム）」はTwitterで新商品やイベントの告知を行っています。キャンペーンの申し込みはフォローとリツイートが条件となっていることが多く、応募時にリツイートにより必ず情報が拡散されるため、さらに多くのユーザーのもとに情報は行き届くことになります。輸入食品を扱う「カルディコーヒーファーム（KALDI COFFEE FARM）」はInstagramで商品の画像や動画を投稿し顧客の購買意欲を掻き立てています。さらに、Instagramのショッピング機能であるShop Nowを活用して、投稿画像から自社のサイトへ誘導し即座に購入しやすいような仕組みを作っています。宇治茶と抹茶スイーツの「伊藤久左衛門」がLINE@を利用してクーポン配布や友達登録で使えるお得情報などを送信しています。実際にURLのクリック率が向上し、オンラインショップの集客にも成功しました。ファッションブランドである「ユニクロ」は多くのSNSを利用しています。特にFacebookでは長文や写真、動画を投稿できるメリットを活かし、他のSNSでは書ききれないような商品の細かい情報まで掲載しています。
まとめ
今回はECサイトの集客にSNSが必要かどうかをSNSの特徴とともに解説してきましたが、いかがだったでしょうか。それぞれのSNSの強みを理解しSNSの運用をすることで、多くの顧客を獲得することができ、更なる商品の売り上げアップやブランドのイメージアップにつながります。ぜひ、SNSを有効活用してECサイトの運営をしてみてください！