近年、力を入れている企業も多いマーケティング手法として「コンテンツマーケティング」と呼ばれるものがあります。コンテンツマーケティングに興味はあるけれど、実際にどう進めていくものなのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、コンテンツマーケティングとは何か、メリットやその種類について解説していきます。本記事を参考に、コンテンツマーケティングの正しい知識を身に付けましょう。

コンテンツマーケティングとは？

まずは、コンテンツマーケティングとは一体どのようなものなのか詳しく解説していきます。コンテンツマーケティングとは、収益を見込めるユーザーに対して価値のあるコンテンツを提供し続けユーザーの興味を維持することでエンゲージメントを生み出し、ユーザー自身に利益を生み出す行動をしてもらうマーケティング方法です。実はこの手法は10年以上前から海外で存在しており、2015年頃に日本で流行するようになりました。ユーザーファーストなコンテンツを提供し続けることで、ユーザーをファン化させるという所謂理想的な商売の在り方とも言える手法の1つです。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングとは何か分かったところで、気になるのが「なぜ国内で流行しているのか」ですよね。ここからは、コンテンツマーケティングのメリットについて解説していきます。具体的には、「ユーザーの自主性を促せる」「Googleから良い評価を受けやすい」「コストが少なく簡単に始められる」「資産になる」「SNSでの拡散がされやすい」の5つが挙げられます。1つずつ詳しくみていきましょう。

ユーザーの自主性を促せる

これまではネット等で情報を探す際、広告主からユーザーに向けて発信されるプッシュ型の広告が大半を占めていました。しかし、とにかくコンテンツを購入してほしいという思いが剥き出しであったためか、広告を無視され意味を成さない結果となることもしばしばありました。一方でコンテンツマーケティングの場合、ユーザー自身が欲しい情報・コンテンツだけを探すようになり、いわゆるプッシュ型ではなくプル型に変化させられるのです。ユーザーが知りたいことに対する答えとなるコンテンツを用意すれば、ユーザーが高い評価をするのも当然のことですよね。コンテンツマーケティングには、ユーザーの満足度を高める効果があるといえるでしょう。

Googleから良い評価を受けやすい

Googleのアルゴリズムは「良質なコンテンツを検索上位に表示させる」ものとなっています。そのため、ユーザーファーストのコンテンツを提供し続けるコンテンツマーケティングは相性抜群です。コンテンツを広めて高い収益を求めるなら、間違いなく効果的なマーケティング手法です。

コストが少なく簡単に始められる

広告を打つことと違い、コンテンツの配信にはお金がかかりません。必要なもので言えば、自分のノウハウとユーザーの求める情報を分かりやすいコンテンツ化するという手間です。ただし、広告と比べてコンテンツマーケティングは行動してすぐに効果がでるようなものではありません。そのため、結果に繋がるまでに時間を要する可能性があることはしっかり把握しておきましょう。

資産になる

web広告の代表的な例で挙げるとリスティング広告を配信する場合、配信中は集客や費用対効果が取れていたとしても広告配信を終了した時点で、それ以降の集客も同時に止まることとなります。つまり広告に掛けている経費は掛け捨てで企業の資産としては残らないということです。しかし、コンテンツマーケティングは情報発信を続けることで、WEB上に作成したコンテンツが半永久的に残ります。また、ユーザーから高い評価を受けるコンテンツは検索上位に表示される傾向があるため、効果的に集客をし続ける自動マーケター、つまり資産となるのです。

SNSでの拡散がされやすい

現代では、TwitterやFacebook、Instagramなど、情報を拡散しやすいSNSが多く存在しています。そのため、ユーザーが気に入った情報をクリック1つで簡単に拡散できるのです。もしあなたが良いコンテンツを生み出すことができれば、そのぶん大きなエンゲージメントを得られることでしょう。

コンテンツマーケティングの種類

コンテンツマーケティングには、数々の種類があります。コンテンツそのものに特化したマーケティング手法になるため、その形態もそれぞれです。オウンドメディアや音声、動画など挙げるだけでも正直きりがありません。それでは最後に、代表的なコンテンツマーケティングとして「動画コンテンツ」と「オウンドメディア」の2つを紹介していきます。

動画コンテンツ

近年のコンテンツマーケティングにおいて、「動画コンテンツ」は最も多い形態です。テキストと比べて豊富な情報量を詰め込むことができ、多くのユーザーから支持・シェアを受けやすいとても効率的なコンテンツマーケティングと言えるでしょう。

オウンドメディア

「オウンドメディア」とは、自社が発行している広報誌やカタログ、WEBサイト、ブログなどを用いて、ユーザーに情報を発信する形態のことです。自社で自由に情報発信ができるため、収益が見込めるユーザーや優良顧客に向けてしっかりアプローチが可能です。また、自社のブランディングにも効果的であり、魅力的なコンテンツを発信し続けることで、ユーザーに「この分野のことなら、この会社で間違いない」と思ってもらえます。

まとめ

コンテンツマーケティングは、ユーザーからの評価を受けやすいだけでなく、Googleのアルゴリズムに則った効果的な広告を打つことができます。ターゲットにするユーザーをしっかり考えて、どのような行動に繋げたいのかを明確にしながら効果的にコンテンツマーケティングを行ってきましょう。