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効果に伸び悩んでいる方必見!メルマガの開封率を上げる方法とは?

メルマガを配信している方は、受信者がどのくらいメルマガを開封してくれているのか気になりますよね。メルマガは企業の広告手段ですのでメルマガの開封率を分析して次回以降へ活かしていくことが重要です。今回はメルマガの平均的な開封率や開封率の測定方法とともに、メルマガの開封率を上げるにはどう工夫するとよいのかを解説していきます!

メルマガの平均的な開封率

まず、メルマガ受信者がメルマガを開封した割合、いわゆる「開封率」は、「開封された数÷配信に成功した数×100」で求めることができます。この開封率を確認することでメルマガの配信者は、受信者がその内容についてどのくらい興味を持っているのかを知ることができます。

では受信者がメルマガを開封している割合はいったいどのくらいなのでしょうか。業界別にメルマガの平均開封率(2018年度)を紹介します。
開封率が最も高かった業界は政府の26.52%です。それに次いで、趣味の27.35%、芸術 / アーティストの26.03%、宗教の25.33%、非営利団体の24.11%、スポーツの23.77%、建築 / 建設の23.13%、農業 / 食品サービスの23.12%、写真 / ビデオの22.99%、政治の22.30%という結果になっています。そのほか美容とパーソナルケアが17.01%、コンサルティングが18.96%などとなっており、業界によって開封率には差があるため、一概に全体の平均を出すことはふさわしくありません。

全体的に10%台後半~20%台となっていることから、20%以上であれば開封率としては悪くはなく、30%台に乗れば影響力のある企業であるということがいえるでしょう。しかし多くの方がまだメルマガを開封してくれていない現状であることがわかります。では、このメルマガ開封率は普段どのように測定されているのでしょうか。

メルマガの開封率の測定方法とは?

メルマガ開封率は受信者がメルマガを開封した割合のことでしたが、この開封率はどのように測定されているのでしょうか。

もともとメールには、受信者がメールを開封したかどうかを配信者が確認できるような機能は備わっていません。つまり、メールがテキストのみでは開封率を測定することは不可能です。そのため、開封率を把握する必要のあるメルマガに関してはHTML形式でないといけません。開封したかどうかは、メール内の画像が読み取られたかどうかや、封入されている特典がクリックされたかどうかで判定します。それらを確認することで、「開封された数÷配信に成功した数×100」から開封率を求めることが可能となります。

その他、開封率を測定してくれるツールとしてGoogleアナリティクスがあります。GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているアクセス解析ツールであり、メルマガの開封率の測定であれば無料版で充分対応可能です。メルマガ開封率の測定のためには、メルマガの画像タグにMeasurement ProtocolのURLを設置します。この作業は「Google Hit Builder」というサービスで設定するだけですので、難しい作業ではないので安心してください。作業が完了すればGoogleアナリティクスで確認できる「合計イベント数÷配信に成功したメルマガ数」の値が開封率です。

メルマガの開封率を上げる方法とは?

メルマガは企業にとっての有効な広告手段なので開封率が高いに越したことはありません。では、実際にメルマガの開封率を効率よく上げる方法はあるのでしょうか。今回は「件名」「配信時間」「情報の鮮度」「明確なターゲティング」に分けて紹介します。

件名

まず1つ目、メールの「件名」についてです。件名はそのメルマガの配信目的を短く読みやすく、すぐに読む必要があると感じやすいものになるように意識しましょう。メルマガの配信目的がわかりづらかったり、件名が長すぎて内容がパッとわからなかったりすると受信者は「これは今読まないといけない!」という感情にはなりづらいです。ですので、パッと理解しやすく読みたくなるような件名になるよう心がけてください。

配信時間

2つ目は「配信時間」です。毎回配信時間を固定したり、次回配信の日時を明記したりすることで、受信者はメルマガが届く時間を把握することが容易になります。一度配信時間について見直してみてください。

情報の鮮度

3つ目は「情報の鮮度」です。今実際に話題となっている内容を盛り込むなど、多くの人の関心が高まっている内容について配信することで、受信者の「すぐに読みたい欲」を引き出しやすくなります。

明確なターゲティング

最後に「明確なターゲティング」です。このメルマガは一体誰に向けて配信したものなのか、明確に示すことが重要です。件名や配信時間を考慮して作ったメールであっても、その内容に興味関心のない人に送ってしまえば、開封率増加は見込めません。「誰に読んでもらいたいメールなのか」を事前に確認して、適切なターゲットに配信することを心がけましょう。

まとめ

今回はメルマガの開封率を上げる方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?メルマガは企業にとってとても有効な広告手段ですので、せっかく配信しているにもかかわらず有効活用できていないというのは、非常にもったいないことですよね。ですので、今回ご紹介したメルマガの開封率を上げる方法を実践してメルマガのメリットを最大限に利用してください!