集客・売上アップのために最重要ともいえるLP（ランディングページ）。LPを改善することで集客や売上を大幅に改善することが可能になります。今回はLPとは何かというところから、実際に読まれやすいLPはどんな構成になっているのか、そしてLPがいかに重要かについて解説します。

LP（ランディングページ）とは？

LP（ランディングページ）とは、広義には「ユーザーが最初にアクセスしたページ」を指しますが、マーケティング業界においては「ユーザーにアクションしてもらうことに特化したページ」を指すことが多いです（本記事でもLPは後者を指して解説します）。みなさんもこれまでに縦に長くなっている１枚のページに触れたことがあると思いますが、それがLPです。

LPの目的は、ユーザーに目標とするアクションをとってもらうこと＝コンバージョンしてもらうことです。たとえば、商品紹介のページであれば、「商品を購入してもらうこと」「試供品を申し込んでもらうこと」、集客を目的としているのであれば「会員登録をしてもらうこと」や「資料請求をしてもらうこと」がLPの目的となります。

また、広告経由でLPに誘導することも多いため、広告の内容について限定的に訴求するように作成することができるのも特徴です。LPに流入したユーザーは広告をみて流入してきているため、商品に興味を持って訪問しているユーザーであることを念頭にいれてLPを作ることがポイントとなります。

読まれやすいＬＰの構成

LPを作成するにあたって「商品に興味を持って訪問しているユーザー」がターゲットになるということはお伝えしました。では、そんなユーザーに読んでもらいやすいLPはどう構成すれば良いのか、という疑問にお答えしていきます。具体的には以下の８ステップで作成すると読まれやすく、結果が出やすくなります。

誘起

基本的に3秒以内で興味をもってもらうことが必要と言われています。3秒以内に「興味を持ってもらう」ために、最初に目につく上部には「この商品を使用するとどうなるのか」を訴求しましょう。

結果

誘起の次に、「その商品を使用した結果」について書きます。誘起パートが直近の未来、結果パートが長期的な未来のようなイメージで書きましょう。

証拠

なぜ「誘起」「結果」パートで伝えたようなメリットが得られるのか、どうしてそう言い切れるのかの根拠に当たる内容を記載しましょう。

共鳴

実際にその商品を使用したユーザーの声を紹介しましょう。売り手の声よりも、実際に購入した人の声の方がユーザーには届きやすいです。ネット購入の際はレビューが重要視されるのもこのためです。

信頼

もし、その商品についてテレビや新聞で取り上げられたり、芸能人が使用しているといったわかりやすい事実があれば記載しましょう。

ストーリー

感情に訴えるパートです。どうしてこの商品を開発するにいたったのか、開発で大変だったことは何なのか、どれだけの想いがこの商品に詰まっているのかを思いっきり伝えましょう。

クロージング

このタイミングで商品を購入する、と決意してもらうために「今商品を買うべき理由」、「買っても損をしないと思える保証」について書きましょう。ここで買ってもらえるかどうかが大事です。「また今度でいいや」と思われないように、ここでクロージングします。

追伸

クロージングの内容を補足します。「また今度」ではこのチャンスは来ない、と思わせるために「今買うべき理由」と「損をさせない保証」について再度伝えましょう。

ＬＰＯの重要性

LPOとはLanding Page Optimizationの略語で、ランディングページ最適化のことを指します。LPの目的はユーザーにコンバージョンさせることなので、LPOはコンバージョン率を上げることが目的となります。では、実際にはどのようにコンバージョン率の向上を目指していくのか、LPOはなぜ重要なのかをお伝えします。

LPOの具体例

複数ページを比較して効果検証することをABテストと呼びますが、このABテストを繰り返していくことでより効果の高いLP（＝チャンピオンページ）を作成します。同じ商品だったとしてもキャッチコピーやデザイン、画像、ページの構成が異なるものを作成し、効果を比較することでコンバージョン率の高いLPを作成していくことが可能です。加えて、個別最適化したLPを用意することも重要です。LPにはそこへ流入させた経路があります。その流入経路においてユーザーが検索しているキーワードや広告のキャッチコピーにより近い内容のLPを作ることでユーザーに期待通りの商品だと感じてもらいコンバージョンしやすくします。LPOは主に「チャンピオンページを作成すること」と「個別最適化したLPを作成すること」、この２点で進められます。

LPOはなぜ重要なのか

LPOが重要な理由は「費用対効果を大きく改善できるから」です。LPはユーザーのコンバージョンに最も近いポイントなので、効果の出やすいLPを作成することでコンバージョン率を上げることができます。たとえば、売り上げを２倍にしたいとします。その際に広告費用を２倍にすることが不可能だったとしても、コンバージョン率を２倍にすることは不可能ではありません。それだけでなく、せっかくLPまでユーザーを到達させたとしてもコンバージョンしてもらえないとそれまでの広告費は無駄ということになります。きちんとコンバージョンできるLPがあってこそ、それ以前の集客の意味があるのです。

まとめ

今回はLPについて深く解説をさせていただきました。いかにLPが重要かお分かりいただけたかと思います。コンバージョンポイントに一番近いLPを強固なものにしておくことで、他の施策の効果がより出やすくなるでしょう。